排水管のメンテナンス方法

排水管に注意

排水管の掃除・メンテナンス方法 その1

生活をしていて、排水管が詰まった瞬間ほどうろたえることはありませんよね。
トイレ、浴室、洗面所…どこが詰まっても困ります。平穏な生活のために、排水管のお掃除・メンテナンスは欠かせません。ご家庭でできる簡単な方法をご紹介します。

排水管のメンテナンスで、一番手軽にできて効果的なのが「水を大量に流す」です。
1日1回、バケツ1杯程度の水を流しましょう。

例えば洗面台の場合、排水栓を閉じた後、水を溜め一気に流します。
キッチンの場合も、洗い桶や大鍋を使い一気に流します。特にキッチンは油っぽさを取るために、50度程度のお湯を使うと効果的です。
また浴室も、使った後にキレイな水を流すことで、詰まりを予防することができます。
トイレの水も一回で済まそうとせず、大量のトイレットペーパー等を流す時は小分けして流しましょう。
最近は節水が流行っていますが、排水管のためには水は流したほうが良いです。

しかしそれでも排水管に汚れは溜まるものです。特にキッチンは油が洗剤の成分と合わさり、排水管内部に非常に取れにくい汚れが貼りつきます。浴室も石鹸カスに髪の毛が絡まり、ヘドロ状に汚れが溜まります。
これらのこびりつく汚れは、定期的に家庭用のパイプ用洗剤を使うのがお勧めです。

パイプ用洗剤は、粉末、液体など様々な製品があります。強い薬品のため、換気の徹底など使用の際は注意が必要です。ご心配でしたら酵素微生物を使ったタイプがお勧めです。時間は掛かりますが危険性は少ないです。
詰まりの予防のためなら2~3か月に1度くらいの使用で充分です。

また家庭用のパイプ用洗剤は、付着して日が浅い汚れを取ることしかできません。
家庭用のパイプ用洗剤を使ったのにすぐに流れが悪くなった場合、洗剤が届かなかった場所に、時間が経ち固くなった汚れが溜まっている可能性が高いです。専門業者に相談したほうが良いでしょう。

排水管の掃除・メンテナンス方法 その2

排水管が詰まってしまった場合、改善にはラバーカップ(吸引カップ・スッポン)を使うと効果的です。
柄の先についた半球状のゴムのカップを排水口に密着させ、「ゆっくり押す・勢いよく引く」を繰り返すことにより中を真空状にし、詰まったものを引き出し崩します。

上手く使えば、トイレに落とした携帯など固形物を引き出すことも可能です。
しぶきが飛ぶので、使用の際はビニールシートで周囲をガードしましょう。
通常ラバーカップに付いているカップは半球状ですが、トイレ用については洋式・和式で使う形が違ってきます。洋式用は先端が突起しています。突起していないものでも洋式トイレで使えないことはないのですが、吸引力が弱くなります。更に節水型トイレでは、密着性を高めたツバが付いているものを使います。

洗面所でラバーカップを使う場合は、オーバーフロー用の排水口から逆流する恐れがあります。
あらかじめ雑巾などを詰めておきましょう。

冬の排水管凍結に注意

排水管のトラブルは汚れが詰まるだけではありません。
寒い時期には排水管の凍結にも注意が必要です。凍ると水分は膨張するため、管が割れてしまう場合もあります。

凍る場所はトラップ部分やトイレの水が溜まる部分が多いです。
家の中に出ている部分が凍結した場合は、お湯を流したり、外から暖房器具で温めるなどして溶かします。
放置していれば自然解凍する場合もあります。

しかし家の外、土の中に埋まっている部分が凍結した場合、溶ければ済むという訳にはいきません。

本来排水管には勾配がつけられ、水が停滞しないように設置されています。またトラップが屋外にある場合は、凍結しない深さに埋められています。
凍ったとなると、勾配に狂いがあり水が溜まってしまっているか、設置後に土が掘り返され深さが足りなくなっていることが考えられます。この場合、排水管の設置し直しが必要となります。
専門業者に点検してもらって下さい。
弊社も排水管にまつわるご相談を受け付けております。お気軽にご連絡ください。

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